「ペンの持ち方」を直すのは大変。しかし見た目もキレイな字を書くためにも重要です!
投稿日:2020.10.23
新たにペン字のオンラインレッスンをスタートされた、埼玉県在住の男性生徒さん。
こちらは体験レッスン時に撮ったものですが、ペンの持ち方が窮屈で、ちょっと書きにくそうですね。
見た目もあまりよろしくない…
長年書いてきたペンの持ち方ですから、そう簡単に変えられるものではありません。
そして、特に私は無理に強制はしません。
ただ、持ち方についての説明(メリット・デメリットなど)を知っておくことは大切でプラスになるので、色々とお話しさせて頂きます。
生徒さんとしては、
自分のペンの持ち方が良くないことついては、誰よりも分かっている!
なので「これを機に少し改善してみようかな」と真剣に説明を聞き、改善に取り組まれるのは、こちらの生徒さんだけではありません。
“これが絶対に正しい” という持ち方はありませんが、
ペンと指の間に少しの空間をあけることで、手の力が抜けてリラックスできます。
さらに指の可動域が広くなるので、書きやすくなると思いますよ。
体験レッスン時に字の書き方だけでなく、ペンの持ち方などもお話をした後日、いよいよ本レッスンがスタートしました。
「ひらがな」から初めていきましたが、「あ」から1文字ずつ全て直していく必要がありそう。
色々説明をして、生徒さんに書いて頂きましたが…
ペンの持ち方をご覧ください!
体験レッスン時の持ち方と比べると、全然違いますね。
指がリラックスした状態で、とても心地良くみえます。
スタートの「あ」でつまずき、なかなか納得の字が書けなかったものの、何度も練習される頑張り屋さん。
最後の「あ」は、1番カッコ良く決まりました!
手に力が入りすぎていると、思い通りにコントロールしにくい…
特に「あ」や「お」などの “右カーブ” は難しいので、滑らかなカーブが書けるよう練習していきます。
全体的な字の形はもちろんですが、“右カーブ” も少し滑らかになってきましたね。
今まで何十年と書いてきたペンの持ち方を変えるのは、簡単なことではありません。
生徒さんも「書いている途中も違和感があって、まだ書きにくいです…」と仰っていました。
しかし、直すのであれば 今です!
柔らかいペンの持ち方ができたら指が動きやすくなるので、
今後「漢字」や「文章」、そして「行書」などを書いていくことになった時、比較的楽に対応することができると思いますよ