神奈川よりお越し頂き、毛筆書写検定1級の「賞状書き」半日集中レッスン

先日、毛筆書写検定1級を目指している方が神奈川県よりお越し下さり、半日集中レッスンを行ないました。

 

今回の1番の目的は、

「賞状書き」のノウハウと技術を覚え身につけること!

 

 

事前に生徒さんなりに書かれた賞状を郵送して頂いたことで、私も見本を書くことができ、準備は万全。

 

 

 

このように机いっぱいを使用して、マンツーマンレッスンを行なっていきました。

 

 

 

 

 

賞状書きは “レイアウトの線が引けるかどうか” が、まず第1の大きなポイント!

 

生徒さんには、私なりのレイアウト線の引き方のノウハウを細かくお伝えします。

※本番ではもっと薄い線で引きます

 

 

 

 

 

賞状は墨の汚れを防ぐために、基本的には「左から右」に向かって字を書いていく。


ちょっと文章の字が小さいかな!?

 

 

 

 

ただ何となく書くのではなく、文字の大きさを考えてレイアウトしなければいけません。

文末を下線に合わせるのが結構ムズカシイ・・・

 

 

 

 

とても上手な字を書かれていますね。

タイトルや名前は、文章よりも力強い線で書くことができると、

作品に立体感が出て、メリハリのきいた力強い見栄えの賞状になりますよ!

 

 

 

 

 

とりあえず1枚目の賞状を書いて頂きました。
とても上手な字を書かれていますが、まだ少し線質が弱いように感じます。

 

 

という訳で、次はここからさらに

賞状らしい力強い線質の字に変えていくレッスンに入ります。

 

 

 

 

賞状はもっと力強い線質で書いて重厚感を出すことができれば、圧倒的な見栄えに変わる!

 

力強い線質で書くことをイメージするため、私の書いた字を横に置いて書いて、感覚を掴む練習を。

 

 

 

 

 

力強い線質で書けると、タイトルとしての見栄えや迫力を感じますね。

 

 

 

 

本日2回目の賞状書き。

もちろんレイアウト線を引くところからスタート!

 

 

 

 

 

過去に私が書いた作品を見ながら、力強い線質を意識して書くことが今回の目的です。

 

 

 

 

いつも書いていた字は少し小さかったので、

こうやって字を横に置いて、見ながら書くことによって感覚を掴んでいきます。

 

 

 

 

漢字が多くて苦しい行ですが、

小さい字にせず、字間を詰めて1文字ずつ堂々と書くことで、黒々とした重厚感を出すことができる!

 

 

 

 

やはり「優勝」の2文字は、受けとる人の名誉や勲章でもあるので、

賞状らしい価値のある力強い字、そして何よりも上手い字で書きたいものですね。

 

 

 

 

「賞状」も同様ですが、とても良い感じになってきました。

 

 

 

2枚目は徹底的に“力強い線質”にこだわって、賞状を書いて頂きました。

 

 

さて、次は3枚目に挑戦です!

 

賞状のノウハウを覚え、書けば書くほど生徒さんの字がどんどん変わっていくのが分かります。

 

11月の試験に向けて、さらに頑張っていきましょう。

 

 

 

 

レッスン修了後に簡単ですが、生徒さんからご感想を頂きましたので、一部掲載いたします。

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谷口先生、先程はありがとうございました。


賞状書きには賞状用の字があり、形式があり、墨の濃さ等々。本当に勉強になりました。
半日レッスンであっという間でしたが、やっぱり名古屋まで行って良かったと思いました。


お手本もたくさん書いて頂き、私の宝物です!

後は自分自身で底上げをする為、ひたすら練習あるのみです。

ご自分の不利益になるような事でも包み隠さず真摯に答えて頂いた事、感謝しております。

できれば次回は、半切のご指導で伺いたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

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