「縦書き文章」をキレイに魅せる書き方のコツ

今年の春からペン字のレッスンを受講されている女性の生徒さん。

キレイな字を書くための理論をたくさん覚え、時間があれば家でも練習を繰り返し、

今では「ひらがな」「楷書」「行書」などをしっかりとマスターされています。


そして次のステップとして、現在は「書写検定の準1級」を目指して文章などの応用・実践に入っています。



先日のレッスン時に、家で書かれた「縦書きの文章」を持ってこられました。




行く行くは先生を目指している生徒さんなので、少し厳しいことを言わせて頂きます。


1文字1文字はキレイに書けていますが、文章に“流れ”がありません!

あくまで私の考えですが、縦書き文章で最も大切なのは“流れ”です。

例えば、会話や歌などにも流れがありますよね!?



流れを意識して、もう一度書いて頂きました。

 

 

「意識して書こう!」という気持ちを持つだけで、字はすぐに変わっていきます。


しかし、まだまだ流れが弱いので、文章としての面白みに欠ける気がするかな!?


という訳で、今回のレッスンは「縦書き文章」に流れをつける方法について。



実際のペンの動きを見ることが1番分かりやすいと思うので、
レッスンでは生徒さんの目の前で私もたくさん字を書きながら説明します。





 



生徒さんとしても、先に自分で実際に書いているので、説明を聞くときの意識が違う!

「キレイに書けるようになりたい」という、強い気持ちが伝わります。

 

 


仕事や日常生活、また年賀状などで活かすため、

「よろしくお願い致します」

「よろしくお願い申し上げます」などの鉄板文章の書き方のコツも説明。



何度も言いますが、縦書き文章は “流れ” が大切です!

 

 

 

生徒さん、何となく流れるような文章の書き方の感覚を掴んできたみたいですね。

 

 

今までは何となく文章を書いていただけで“流れ”を意識したことなどなかったとのことです。

今回のレッスンを振り返っている際、「自分の字のじゃないみたい!」と、喜んでいらっしゃいました。


これからどのような字に変わっていくか!? 楽しみですね。

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