7回目の挑戦で生徒さん念願の「毛筆書写検定1級」に合格!~喜びの声~
投稿日:2023.12.17
先月(11/12)に開催された書写検定試験に、私の生徒さんも全国の色々な会場で受験されました。
ひと月が経過し結果も届いているみたいで、私にも随時報告が入ってきています。
試験には「硬筆」と「毛筆」があり、受験する級も私の生徒さんは、3級から1級までさまざま。
その中でも最上位の1級は合格率が10%くらいと、超難関です…
準1級や1級の上位級は毎回全ての生徒さんが良い結果になることはありませんが、
今回は「毛筆書写検定1級」に合格された生徒さんがいらっしゃいます!
こちらの生徒さんは1級に挑戦しているくらいですから、私にレッスンを申し込まれた時点で、すでに字が上手でした。
ただ試験で不合格が続いていたことによって、完全に自信を失っているように感じました…
また何をどのように練習すれば良いのか!?
こちらも完全に迷子になっていた感じ(汗)
特に「草書」の書き方が分からない・苦手と言われていたので、レッスンは草書を主にして、小筆の課題「漢字かな交じり文」や「賞状書き」に多くの時間を使っていきました。
生徒さんは「毛筆書写検定1級合格」という明確な目標があり、さらに強い意志を持って努力できる方!
レッスンをする度にどんどんノウハウを覚え技術を高めていき、
家での練習も毎日行ない、レッスン時には練習したものをたくさん持ってきて添削・アドバイスを求めてこられます。
そりゃ上手くなりますよね。
そしてこの度、念願だった「毛筆書写検定1級」に合格できました!
喜びもひとしおだと思いますが、同時に試験から解放されたことで、きっとホッとした気持ちもあるんじゃないかな!?
(私も過去の経験上、このような感情でした笑)
合格おめでとうございます。本当によく頑張りましたね^^
私もすごく嬉しいです!
試験結果が届いた当日に、早速メールにて喜びの声を送ってくださいました。
生徒さんの気持ちの高ぶりが伝わりますよ。
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【生徒さんのご感想】
今まで毛筆書写検定1級に挑戦してきたものの、何度も何度も不合格になっていました…(特に草書が書けませんでした)
このままではダメだと思い、ネット検索をして辿り着いたところが美文字塾でした。それから谷口先生のマンツーマンレッスンを受けることになりました。
特にダメな草書の書き方をメインに教えて頂きました。
今までの硬い私の草書を、柔らかく流れるように書くコツが掴めるよう、字を書く際にリズムを声に出しながら説明されたのは画期的でした。
「サッサッサー、サッ」このリズム。
「止まって!ハイ続けてサッサッサー」など、何度もリズムを整えてくださいました。
これによって筆の動かし方がイメージしやすくなり、柔らかい線に変わっていったように思います。
家での練習も頭の中で「サッサッサー」と唱えながら書いていました笑(わかりやすかったです)
次に「調和体の墨継ぎはかすれも必要だよ」との教えです。
そんなことは一度も考えたことがなかったので、墨継ぎで濃くなるところ薄くなるところ、それを自然にきれいに見えるようにする書き方やテクニックも教えて頂きました。
「字の形を無理に変えなくてもいいですよ。今まで書いてきた字そのままで、十分きれいに書けてますから。自信を持って!」とおっしゃって頂いたのは、今でも覚えています。
何度も不合格だったので、自分の字に自信を持つことは難しいものでしたから、その言葉はとても心にしみました。
先生の教室に通ってからは【毎日書く】と自分に課しました。たくさんかける日はたくさん、時間がないときは仮名の臨書1行でも、ノートに鉛筆で草書の練習1行でもとにかく書けばOKと決めました。
そして試験当日
直前のレッスンで先生から指導していただいた【夜】の字が出題されていて、『ゆっくり〜、サッサッサー』と思いながら草書を書きました(笑)
不合格続きだったので今回も諦めかけていましたが、
試験から一ヶ月後の今日12月14日に、毛筆書写検定1級合格の賞状が届きました。
嬉しくてすぐにメールで合格のご報告をしましたら、先生からは喜びの電話をいただきました。
(私はまだ合格したことに半信半疑でしたが、先生のほうが何十倍も喜んでくださっていました!)
美文字塾に通ったこと、谷口先生にご指導していただいたこと、「すべてが今日につながっていたんだなぁ」としみじみ感じています。
先生、細やかで分かり易いご指導ありがとうございました。