小学校教員からのリクエストで、「指導」の書き方を解説
投稿日:2016.10.27
先日、読者様より「導」の漢字の書き方を教えてください、
というリクエストがございましたので、私なりの説明をさせて頂きます。
リクエストのご連絡をくださったのは、小学校の先生をされている方。
よく書く字に「指導」があるそうですが、特に「導」が難しく苦手とのことです。
実は… 私もこの「導」という字、苦手なのです。。
なんとも、バランスがとりにくい漢字…
字には“これが正しい!”という形はありません。
人の好みはそれぞれなので、個々に好きな形の字を選んで書けばOK!
色々な形の「導」を書きながら、私なりにしっくりいく形を研究します。
そして、私なりのイメージで、下の“3つのパターン”に絞りました。
①「道」と「寸」を同じくらいの大きさで書く
②「道」よりも「寸」を大きく書く
③「道」よりも「寸」を小さく書く
Q、どれも間違いではありません。 あなたは何番の形が好みですか?
ちなみに、一般的な書道の教科書では、③番の形で書かれたものが多いです。
(参考書より抜粋)
しかし、私個人的にはこの形の「導」は、あまり好きではないのです。。
①番の形が好きだから、いつも①番の形で書いています!
もちろん字の歴史は大切で、基本は守らなければいけません。
しかし細かいことを言ったらキリがない!
人の好みはそれぞれなので、好きな形で書けば良いと思います。
「導」は「道」+「寸」の組み合わせですが、バランスよく組み合わせるのは、かなり難しいです。。
簡単ですが、注意点をお伝えしておきます。
・「しんにょう」の角度をつけすぎない
大きな空間が空いてしまうと、字がスカスカしてしまいます。
・「寸」の点を書く位置に注意
最後の点が「寸」縦線に近づくと、空間が狭くなり、窮屈な印象に見えてしまいます。
実際に書かれる字を見せて頂ければピンポイントで書き方のコツを説明できるのですが、
今回は私の一方的な説明なので、分かりにくかったかもしれません。
いかがでしたか?
簡単な説明ではございますが、少しでも参考になれば幸いです。