聴覚障害者向けの美文字講座で心掛けていること
投稿日:2016.06.27
先日、名古屋市の「名身連聴覚言語障害者情報文化センター様」からのご依頼で、
第2回目の『美文字講座』を行ないました。
前回の第1回目の時は、やる前から緊張と不安でいっぱいでした。
その分、しっかり準備して臨んだこともあって、皆さんに喜んで頂けたみたいで、
何とか講座も無事に終えることができたかな!?
本当にグッタリした… というのが正直な感想です。
自分の言葉で伝えることができないことが、どんなに大変で難しいことか…
身を持って実感しました。
逆に受講されている方々は、私たちにまた社会に、伝えたいことがあってもそれが簡単にできないんだな…
ということを思うと、何だかやるせない気持ちになりました。
何もできていない私ですが、とにかく今、私はとても貴重な経験をさせて頂いています。
さて、第1回目の講座は、当然ですが会場に緊張した空気が流れていました。
私もですが、受講者の方も皆さん、表情が少し堅かったように思います。
という訳で、今回は目標の1つに「最初から楽しい雰囲気を作ろう!」ということを密かに掲げて望みました。
美文字講座が始まる前に、受講者の方々の所に行き、1人1人に身振り手振り話しかけていきました。
とにかく笑顔で!(^^)!
私が勝手に動きまわって話をしても、必ず手話通訳と要約筆記の方が
サポートをして下さるので、安心で本当に心強いです。
そしていよいよ講座がスタートしました。
はじめは手話通訳なしで、自分なりに簡単な挨拶を、手話で話していきます。
先程の会話のおかげで、会場の雰囲気が温まっているので、皆さん表情も柔らかい。
私も大げさなくらいの手話か!? もはやただのジェスチャーか!? 分かりませんが
この通り↓、いつも以上に大げさにやりました(笑)
手話で簡単な自虐ジョークをしたのですが、笑って頂き、嬉しかったです!
爆笑ではなく、失笑でしたが…(苦笑)
私はセミナーで講師として登壇する際にいつも心掛けていることがあります。
内容(コンテンツ)ももちろん大切ですが、和やかな雰囲気を作ることが何よりも大切だと思っています。
それは早ければ早いほどベスト!