「硬筆書写検定2級」に初挑戦する生徒さん、試験前に行なった “通し練習” のレッスン風景をご紹介
投稿日:2021.06.19
明日6/20(日)に、文部科学省後援の書写検定試験が開催されます。
私の生徒さんは主に名古屋や岡崎・岐阜の会場で、
またオンラインレッスンを受講されている生徒さんは、全国各地の会場で3級から1級まで挑戦します!
3級や2級など、特にはじめて受験される方に多いのですが、
実力的には十分でも、緊張していつも通りの力が発揮できないことがある・・・
また課題を行なう「順番」や「時間配分」など、
何も分からない・考えていない状態で試験を受けるのはあまり良いことではありません。
生徒さんの不安を取り除き、また落ち着いて試験に臨めるよう、
私は試験の前には必ず時間を計りながら “通し練習” を行ない、 “戦略” や “戦術” を生徒さんに細かく説明します。
これを行なうことで、試験後に多くの生徒さんから
「焦らず落ち着いて受験できました」
「練習した通りにできました」
と言われます。
本日のブログでは、試験を受けるのは初めてですが
いきなり硬筆の2級に挑戦される生徒さんの “通し練習” を行なった際のレッスン風景を少しご紹介します。
まずは「速書き」の課題
4分で書くのですが、これは全く問題なし!
※何度か書いていますが、この課題は試験に必要なのか!?
私はちょっと疑問があります・・・
次は「掲示文」
B4サイズの用紙に体裁よくレイアウト線を引いて、油性マジックで書いていきます。
レッスンでレイアウト線の引き方や書き方を説明して何度か練習してきているのでバッチリです。
次は「ハガキ文」の課題
字の大きさや流れ、また例題の文章を体裁よく書くことを求められます。
この大きさで綺麗な字が書ける技術を身につけると、
お仕事や日常生活でお礼状などを書くことがあっても、慌てず力が発揮できそうですね!
こちらは「縦書き文章」
書写検定の中でも定番の課題なので、今までに何度も何度も過去問を書いて、何度も指摘やアドバイスを繰り返しながら、一緒に鍛えてきました。
“行書” で書く文章の流れ、文字の抑揚の変化など素晴らしい!
試験の課題はまだまだ続きます。
次は「横書き文章」
こちらは “楷書” でキッチリと書く技術が求められます。
横書きをすると徐々に右に上がっていくクセがある生徒さんなのですが、今回の作品は良い方かな。
そして最後は「楷書・行書」を書きます。
書写検定試験定番中の定番の課題でゴマカシも効かない分、実力がハッキリと分かるので、私はこの課題が好きです。
夏に開催される試験なので、“夏”関連の文字が出題される可能性が高く、これらの字は徹底的にレッスンで身につけてきました。
とても上手に書けていますね!
試験時間は90分あるのですが、
・課題を行なう順番
・時間配分
など、試験の “戦略” や “戦術” を説明していきます。
その他にも「試験会場の雰囲気」や「当日の試験の流れ」など、何気に知っておくと落ち着くことを色々と説明して、通し練習は終了!
こちらの生徒さんはレッスンを開始してちょうど1年くらいですが、今では見違えるほど上手になっていますよ!
【ビフォー】
明日 書写検定試験を受検する方、頑張ってくださいね!