毛筆書写検定1級、「賞状」の意味を考えると線が変わる!
投稿日:2016.11.09
毛筆書写検定試験の1級には、「賞状」を書く課題があります。
この課題は得意な方もいれば、苦手な方も多い 難関。。
字はキレイな字で書くことが、何よりも大切だと思います。
しかし、
「賞状書き」で最も大切なことは、キレイな字で書くことよりも、全体をバランス良く書くこと!
「賞状」の意味を考えてみましょう。
賞状というのは、受賞者の功績などをたたえる名誉あるもの。
そう思うと、文字に“価値”や“威厳”を表現したいものです。
こちらは生徒さんが書かれた賞状の一部ですが、とてもバランスが良いです。
また、1つずつの字も上手に書けていますが、何となく線が細いと思いませんか?
墨をたくさん付けて黒々と太い線で書くと、「賞状」らしい価値や威厳を表現することができますよ。
実際に「賞状」と書いてみましたので、見比べてみてください。
また「優勝」とい意味を考えても、黒々とした太い字で力強く書いた方が、見栄えが良いと思います。
「賞状書き」をするには、まずはこのように下書きをして、体裁のよい賞状が書けるようになることが大前提です。
それができれば、次は全体的に太い字を書くことを意識してみましょう!
受賞者のことを考えながら書く意識を持つと、「賞状書き」の意味が分かっていくかもしれませんね。