生徒さん、毛筆書写検定1級の「賞状書き」に初挑戦!
投稿日:2016.09.20
今年の6月に開催された文部科学省後援の書写技能検定の準1級に
硬筆・毛筆ともに合格された生徒さんがいらっしゃいます。
合格通知が届き、ホッとして気が緩み、8月はあまり練習しなかったみたいですが…(笑)
今は次の11月13日に開催される1級の試験に向けてエンジンがかかってきました!
しかし、試験までに期間がありません…
1級は準1級と比べても、はるかに難しいので、現状ではとても厳しい状況です。
それでも挑戦する生徒さんは素晴らしい☆
そして、私はそれに応えるのみ!
さて、生徒さんも1級に初挑戦で、書いたことのない問題もたくさんあります。
それらを自分でマスターするのは時間もかかるので、そこは私なりのノウハウや技術を提供していきます。
今回は毛筆の「賞状書き」。
いきなり白い用紙に「賞状を体裁よく書きなさい」と言われても、書ける訳がありません。。
賞状は鉛筆やものさしを使用して、“レイアウト”を作成します!
レイアウトが作れるかどうかで、70%くらい決まってくるんですよ。
基本、賞状は左から右に向かって書いていきます。
そうすることで、墨で紙を汚すことはありません。
最後まで書き終わりました(汗)
お疲れ様です。
字に関しては何も説明することなく、まずは生徒さん自身に自力で書いて頂きます。
初めてにしては上手に書けていますね☆
しかし、
・線が細い
・誤字が2ヶ所ある(分かります?)
・中心軸がずれている などなど
多々課題があります。
そして私も実際に書き、賞状を見せながらアドバイスをしていきます。
すると生徒さんも実際に書いているから、理解する力が高まるのです!
右の賞状は線が太いから、パッと見で力強い存在感に見えると思います。
「賞状書き」というのは、キレイな字を書くことよりも、圧倒的な存在感や重厚感を表現することが大切ですよ。
生徒さん、その場で時間の限り何度も何度も練習されていました。
自信を持って、太い線で書いていきましょうね!