「いろは歌」を題材にして、毛筆で柔らかい線を書くレッスン
投稿日:2024.04.12
基本はペン字のレッスンを主に行なっていますが、最近は毛筆(小筆)のレッスンに取り組んでいらっしゃいます。
基本となる楷書からレッスンを行なっていきましたが、
今までにたくさんペン字を鍛えてきているので、道具が筆に変わってもすぐに慣れ、対応することができるのは流石です!
何回かレッスンをして、恐らく家でも相当に復習や練習をされたのだと思いますが、このように力強くキレイな字を書いてご提出くださいました。
しかし 筆を持つとガチガチに力が入ってしまい、堅い線質での字しか書けないらしく、先日のレッスン時に
「柔らかい線で “かな” が書けるようになりたいです!」というご依頼がありました。
ということで、急遽「かな」レッスンをすることにしました。
指の力を抜いて、流れるように軽やかに書くイメージを持ってほしいので、
「いろは歌」を題材にして “かな” の書き方の基本から説明していくことに!
細くても力強く伸びやかな線を書くためには、筆の角度を立て、筆圧をコントロールする技術を要します。
私も実際に1文字ずつ書きながらポイントを解説。
オンラインレッスンは、筆の動きをパソコンの画面にドアップで見ることができるのが1番の強み!
こちらの生徒さんはそれを見ながら何度か練習することで、すぐにコツや感覚を掴まれるので、本当に頼もしいです。
軽やかな線で上手に書けていますね。
この感じでドンドン進めていきます。
歌の中盤にもくるとコツも掴んできて、字の形や線質の精度もかなり高くなってきています。
まずは1文字ずつ基本的な書体で、最後まで説明完了!
実際のレッスンでは、このように私もたくさん書きながら、ポイントを細かく説明しています。
そして翌日すぐに、練習された「いろは歌」を、メールにてお送りくださいました。
最初は小筆を持つとガチガチに力が入ってしまい、堅い線質の字しか書けないという状態でしたが、
今ではかなり“柔らかい線質”で書けるようになっていますね!