硬筆書写検定の課題「掲示文」のレッスン ~書き方や見せ方のコツを解説~
投稿日:2023.03.24
硬筆書写検定の課題の1つに、「掲示文」を書くという項目があります。
B4サイズの白紙の用紙に、ものさし・鉛筆を使用してレイアウト線を引き、
全体をバランス良く書く技術を求められる。
※油性マジックを使用して書くというルールあり
ペン先が 柔らかいor硬い、細いor少し太いetc.
油性マジックにもメーカーによって色々な特徴がありますが、色々と試したところ、私はマッキーが1番書きやすかったです。
「楷書・行書」「縦書き文章」「横書き文章」などの課題に比べると、特に難しくはない課題だと思っていますが、
「掲示文」のポイントだけは、しっかりと抑えておく必要があります。
こちらはオンラインレッスンを受講されている生徒さんが書かれた掲示文の一部です。
以前のレッスン時にレイアウト線の引き方や書き方コツを説明をした後に練習されたものなので、とても上手に書けていますね。
掲示文はキレイな字で書くことはもちろんですが、それ以上に大きく力強い字でバランス良く書く技術が求められます。
遠くからでも、パッと見で分かりやすく伝わるかがポイント!
今では生徒さんもそれを意識して大きく書けていますが、全体的にもっと大きく書いてみても良いかな!?
レッスンでは生徒さんの書かれたものを基にして、実際のマジックの動きを見せながら説明していきます。
書体は力強い「楷書」で書くと、引き締まり見栄えがします!
最初の頃はもっと小さな字だったので、タイトルとしてはちょっとインパクトに欠けていました。
字と字の間(字間)を少し詰めると、引き締まって見えますよ。
その他にも色々なタイトルを書いてメールで送って頂き、集中的に添削・アドバイスをしていきました。
掲示文の項目は「日時」「場所」「講師」「費用」「主催」など、大体書く字は決まってくるので、
それらの書き方を集中的に説明していきます。
生徒さん、ポイントやコツを掴むのが速くて頼もしい。
「費」も難しい漢字ですが、とても上手に書けていますね。
掲示文は、字の形を“少し縦長に書く”と力強く安定します。
レッスン後に再度練習して、メールしてくださいました。
マニアックに色々なマジックを試されてますね(笑)
最初に書いた掲示文も十分上手に書けていますが…
【ビフォー】
1文字ずつの精度を高めていくことはもちろん、
書き方や見せ方のノウハウを身につけて書くことで、力強く引き締まった「掲示文」に変わりました。
これから過去問を参考にして数をこなしていくことで、
さらに安定した「掲示文」が書けるようになると思うので楽しみです!