「空間」が広すぎると、字がスカスカして子供っぽい字に見えます・・・
投稿日:2019.11.01
先日よりペン字のオンラインレッスンをスタートされた女性の生徒さん。
実は近所の書道教室に2年くらい通っているそうですが、なかなか上手くならず……
色々な悩みや想いを持って、
このたび私にマンツーマンレッスンを依頼してくださいました。
私のレッスンは、まずは生徒さんの字を見せて頂くことから始まります。
字を見れば生徒さんの字のクセを把握でき、直すべき所が見えるので、
それらをピンポイントに教えていくことができる。
こちらはレッスン前に書かれた「漢字」の一部ですが、
書き方のコツやノウハウを知らないので、“ただ字を書いているだけ” という感じがします。
特に「横線の書き方」や「空間」の関係性について分かっていない。
それらをより明確お伝えするため、オンラインレッスンでは
このように実際に生徒さんが書かれた字を基にして、書き方のコツをピンポイントなに説明していきます。
自分の字の悪いクセを知り、正しい書き方やノウハウが分かると、案外すぐに字は変わっていくんですよ!
“ただ何となく”で書く練習では、あまり意味がない。。
横線の空間が広く間延びしているのが特徴的ですが、
それを指摘されたことのない生徒さんは、自分の字のクセに気付いてさえいない状態でした。
これらも同様に、字のクセを指摘しながら
「どのように書けば良いか?」というのを、ピンポイントに説明していきます。
空間の広さや横線に表情をつけることで、字が引き締って見えますね!
「費」はすごく難しい…
しかし、仕事で経理なども担当されているそうなので、絶対に抑えておきたい漢字。
かなり苦戦されていましたが、
コツやノウハウを覚え何度か練習することで、上手く書けるようになってきました。
本日取り上げた「重」「量」「理」「車」「費」など横線の多い漢字は、
無意識に空間が広くなってしまう方が多いです。
空間が広すぎる字は子供っぽく見えるので、少し窮屈に書くよう意識してみてください。
長年書いてきたクセはすぐには変わりませんが…(汗)
“正しい知識”を持って練習(トレーニング)をしていけば
徐々にでも引き締った字が書けるようになりますよ。